チーズと牡蠣。
とか言っても一定の年齢を過ぎて呑むようになったら
「はぁぁ…なんて美味しいんだっ!」
と一変した。
いちおう、ハタチを過ぎたとき…としておこう。
ビールが人生の必需品になってから克服したのが
海鞘(ほや)とキムチである。
どちらもいわゆる「食わず嫌い」ってやつだ。
わっち、そもそも辛いものが得意でなかったので
そういう思い込みから敬遠していたところはある。
だが、大人になってカレーに関しては辛ければ辛いほどいい
って感覚になってきた。
なもんで、恐る恐るチャレンジしてみた。キムチ。
え、美味しい。
30過ぎて目覚めちゃった。
さらに追い打ちをかけたのが観光で行った浅草、
ホッピー通りで食べた「キムチポッカ」。
う・ま~~~~~~いっ‼
一気にキムチがわっちの守備範囲に入った。
海鞘も両親が酢で食べていたので敬遠していたのだが
たまたま行った居酒屋ではポン酢で提供していて
酔っ払った勢いも手伝って食べてみたらば
何これ…うまい…!
今まで食べて来なかったことを後悔した。
ただ東京の人に言わせると
「東京で食べるのと港町で食べる海鞘は
ぜんっぜん違う」
らしい。
わっちが住むエリアでは普通に殻付き海鞘が
スーパーに並んでいるくらいなので、
海鞘の美味しさを実感してからは
バンバン捌いてつまみにしている。
福島の処理水の海洋放出が決まってから、
諸外国で海産物の輸入規制が決定したり
抗議活動が活発になっていると聞く。
残念なことではあるが、いち消費者であるわっちが出来ることは
美味しいものを美味しくいただくことくらいだ。
美味しいものは美味しい。
漁業関係者の皆様の心労たるや
わっちなどには想像することさえおこがましいと思うが
それでも、美味しいものを美味しくいただきたい
という気持ちにブレはない。
常磐ものなんて、高級品なのだ。
そんな高級品をいただけることに感謝しつつ
本当に微力も微力、0.00000000001%くらいかもしれないけれど
美味しさを味わわせていただける他に
ほんの少しでも協力できるとしたら、本当に嬉しい
と思ってしまうのである。